"私たちは佐川さんの自宅へと徒歩で向かった。駅から10分余り歩いた住宅街の真ん中にある。前に到着すると、昌子さんはしばらくじっと建物を見つめていた。インターホンを押すでもなく、ただじっと。そして再びぽつりと言った。
「佐川さんもこの家に住むご家族も、もう幸せではないんでしょうね。何だか佐川さんもかわいそう…」
「これから佐川さんを訴えようっていうのに、同情するんですか?」私は思わず言った。「優しいんですね」
「そんなんじゃないんですけど、森友(事件)に巻き込まれた人はみんな不幸になっていますよね」
「それはそうですけど、亡くなった俊夫さんと昌子さんが一番不幸になっているでしょう」
「でも、かわいそうだなあって思っちゃうんです」
そして踏ん切りをつけたかのように言った。
「うん、来てよかった。もういいです」
「佐川さんもかわいそう…」"rblg from 森友事件改ざんで財務省職員自殺 妻が佐川氏と国をきょう提訴
正直者がバカをみる社会にしてはならぬ。 そういうことは実際にはままあるが、これだけの注目を集める出来事になった以上、そして首相官邸、国家官僚が関わる出来事である以上、きっちり処理しなければならぬ。国家の道徳が壊れる。